ご奉仕
この逢瀬の前に、僕は片腕を負傷していて
一番先に心配したのはふみちゃんを抱けないことだった(笑)
すぐに連絡する。
「腕をけがしちゃって、ごめん」
『え?大丈夫?無理しないでね。
なんのごめんなの?』
「ふみちゃんを可愛がれない、ごめん。(笑)」
既読スルー。
『やだ😆 会えるだけで嬉しいよ』
「会うだけでいいの?」
既読スルー。
『いじわるなの?』
「いじめたいから(笑)」
『楽しいの?』
「楽しい。ふみちゃん、拗ねて照れてるでしょ?かわいい。」
『かわいくない!』
『じゃあ、私がご奉仕してあげる💕』
これには僕がしばし既読スルー。
心臓が“バクン”となった。
「ふみちゃん、ご奉仕してくれるんじゃなかったの~(笑)」
トロンとこちらを向くふみちゃん。
『大丈夫ー』
そう。たしかにふみちゃんは深く酔ってぱっと醒めるんだけどね…