僕とふみちゃん

18年前に出会った僕たちは、再会しました。

行きつけ②

食事をゆっくり楽しんだ後


「もう一件付き合ってくれる?」



『是非!ありがとうございます』



ちょくちょく話に出る行きつけのバーへ案内する。



『ここ?いいの?』



「ああ!もちろんだよ」




何がいいのなのかと思ったら

行きつけのところ(嫁さんも来る)に

連れてきて大丈夫なのかと思ったらしい。


バーテンダーは、ペラペラ個人情報を人に話さない

相手をみて会話の内容も吟味してくれる


僕たちの様な関係のカップルも相当来るだろう


僕には日々疲れを癒してくれる、崇高な場所だ。



顔馴染みのバーテンダーと、ふみちゃんとしばし会話を楽しむ。


人見知りな彼女だけど、とても楽しげにしてる姿に

僕も嬉しくなって、お酒がすすむ。




時間を気にせずと言っても、明日早朝こちらを立って、遅番で仕事だ。


日にちを跨ぐ前には、ホテルに帰さないと。


「ふみちゃん、そろそろ出ようか?」


トロンとした目のかわいいふみちゃんがこちらを向く


『はい』


「もうちょっと起きててね。あーホテルの名前教えて?」



タクシーをひろい、ふみちゃんの宿泊先へ向かった

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