僕とふみちゃん

18年前に出会った僕たちは、再会しました。

二回目の

ふみちゃん二回目の上京は

数ヵ月前に実現された



今回は昼過ぎに来て

翌日昼過ぎに帰る


名目は、「母を労う旅行(子供達の好きなアーティストのライブツアーグッズ購入)」だ、そうだ(笑)

『本来の目的は観光だよ』

と、言い張るふみちゃん。



月末の家族旅行の下見も兼ねている。


「じゃあ、そういうことにしとく?(笑)」


『うん。仕事の都合ついたら、会ってくれる?』


「あはは。もちろんだよ。仕事、片付けられるように頑張るね」




でも、どうしても、忙しい月。




またまた、LINEもせず日が近づいてくる


前日になって

『明日、どんな感じ?』

ふみちゃんから連絡があった。


恐ろしいほど、忙しい。


「ごめん!また明日連絡するね。絶対逢えるから」


『うん。無理しないで。観光してるし』



お言葉に甘えるしかない。



当日。


前回のようにチェックインのアピールは…無い。


一瞬、何やってるのかな~…とよぎるが

忙しさに、気がそちらへ行かない。


気がつけば



18時を過ぎていた。



『今、ホテルにチェックインしたよ~。どこにいったらいい?』


ホテルは銀座(僕の会社の近く)と聞いていたので

「あーじゃあ、新橋のSL広場、わかる?」

『うーん。調べてみて、わからなかったら聞く!』




それくらい、決めとけよなー俺。

折角はるばるやって来てくれるふみちゃんを

おもてなしどころか、気を遣わせている




急ぎ仕事を切り上げ、ふみちゃんが好きそうこじんまりとした割烹を予約しつつ待ち合わせ場所に。


ふみちゃんは…まだ来てないようだった。


「着いたよ~」LINEを送る。


『すみません💦迷っちゃって

急ぎます‼ 』


「ゆっくりおいでー」




今日の僕は、外回りがなかったので

何にも考えずジーパンにジャケット


このあと、ちょっと後悔することになる。



小走りでやって来た彼女は










着物だった

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