きれい
夜だし、一瞬見間違えたかと思った。
淡いベージュの凄く上品な佇まい。
小さくてを振ってる。
キョロキョしてみる。
近くにいたやつも、キョロキョロしてたのが笑えた
「あー…えっと…どうしたの?」
後で聞いたんだが、今までに見たことないほど僕はビックリした顔だったらしい。
『ん?おかしい?』
「いや、綺麗…」
『あは。ありがとう。
良かった~ 一回着てきたかったの』
「僕のために?」
『あ~まぁそうなるかなぁ。地元じゃ何となく恥ずかしいから』
聞けば、東京でレンタルして着付けもしてもらったとか。
ただでさえ久々の再会でテンションあがるのに、ドキドキしっぱなしだ。
場所が銀座なだけに、同伴みたいだけど。(⬅フミちゃんにも言われた。)
それはそれでいい気分だ。
『忙しいのにありがとう』
「何言ってんの~ こちらこそだよ 」
階段を先に降りていたけど振り返って、見る。
『何?』
「いや、似合ってるな~って」
『嬉しい。』
頬にてをあてて、恥ずかしげにしてる。
土地柄、着物の女性も珍しくないんだが
まわりの視線が少なからずふみちゃんに向いてる。
気分いい♪
食事して、前回とは違う僕の一番馴染みのバーへ
家族旅行のときの一人で来てみたいからとのことだった。
大切な人が一人でも訪れる事ができる
信用できるバーテンダーのいるところへ案内する。
オーセンティックバーは緊張するといいつつ、ふみちゃんももういい大人なので(笑)
着物の姿のふみちゃんはなかなか絵になっている
「月末に、今度は一人でくる予定だから
そのときはよろしくね」
バーテンダーに重々頼むよと伝え、ふみちゃんを紹介する。
バーテンダー(山崎君)と同郷だったらしく
楽しそう。
その様子を見ている僕も、嬉し…
いといいたいけど、妬ける。
小さい男です…
さすがにこちらを気にしてくれるから、ちょっと意地悪。
ふみちゃんの太ももナデナデ(笑)
そっとてを重ねられ、ニッコリされる
いや、参りました(笑)
早々にバーを出て、ホテルに向かった。