僕とふみちゃん

18年前に出会った僕たちは、再会しました。

再会

ふみちゃんを発見した。(ゲーム風)


ぼくたちは、好きなジャンルこそ違うけど

ゲームが好きだ。


僕はシミュレーションゲーム

ふみちゃんはロールプレイングやシューティングゲーム



ロープレでいくと

僕はドラクエ派

ふみちゃんはFF派


リアルタイムでゲームをしてたとき

スクエアとエニックスが一つになるって誰が思っただろう?



初めて会ってから15年

僕たちがこういう関係になると

その当時は想像もできなかった


いや、少なくとも僕は、妄想していた。






いやいや、脱線してしまった。








30キロ太ったなら、別人だな。


後ろ姿は長い黒髪の、そのままだった。


僕が41歳だから30代後半か…


そんな風に見えないなぁ


ドキドキする心臓を抑え


ふみちゃんの横に立って、メッセージを送る。



「横~」



ふみちゃん(らしき人)がケータイを

触る



横を見上げられた。





クッシャクシャの、笑顔。

でも、痩せた?



『ご無沙汰してます』


すぐに、うつむいて笑ってる。



「どうしたの?」




『大きいなーって。』



「ふみちゃんじゃなきゃ、許されないセリフ(笑)」



『あ、ごめんなさい。失礼な事言って。』


「痩せたの(笑)?30キロ太ったって言ってたけど?」


『えー?そうなんです。井原さんと会うために痩せました!』


おう。


かわいいなぁ。


変わらない。


幸せ…なのかな。




ふみちゃんは、なぜ僕のものじゃないんだろう。

手には入れられないのか。


なぜ、僕に連絡をくれたの?


あぁ、LINEに名前が出たからだった。

よくあるよな。


なぜ、会ってくれるの?

僕の事好きだから。


違うな、警戒してないからだ。



ぐるぐる考えながら、近くの喫茶店に入った。

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