久々
フミちゃんと逢う日。
フミちゃんが家を出るのが遅くなる予定なので
久しぶりに実家に顔を出すことにした。
実家は、なぜこんなにイラつくのか。
そんなわけで、なるべく滞在時間を短くしたいと思うから
年一回くらい出張のついでに、寄る。
普段、何も言わないフミちゃんも
これに関してだけは苦言を呈する。
『もう少し帰ってくれると嬉しいとおもうよ』
寄ったことがわかると、とても嬉しそうにする。
今回も、母親がずっと喋って僕の世話を焼き、父親が酒を勧めてきてイライラさせられっぱなしだったが
フミちゃんの『滞在時間を延ばしたら、慣れてくるよ』に、おかしくて、イラついてた気持ちがスッとし
『親はいつまでたっても世話焼きたいし、心配なんだよ』に、なるほどなと思えた。
不思議だ。フミちゃんマジック(笑)
この日の彼女はといえば
パーティにでも行くかの如く何時もよりしっかりアクセサリーをつけていて
珍しく体のラインがわかる黒のワンピース。
セクシーというのが適した形容だ。
僕のために、おしゃれをしてくれるのは本当に嬉しい。
もう、抱きたくて仕方ない。
バーにいる間中、背中に手をまわし時に腕に触れたりしていた
「今日は、特に可愛い」
何回も言って、反応に困るフミちゃんを見るのも楽しい。
『久しぶりだから、頑張っちゃった😃服、借りたんだけど、思ったよりぴったりしてて…恥ずかしくない?』
かわいいなぁ。気取らないフミちゃん。
「僕が、恥ずかしいの?」
『うーん。一緒にいて…ってこと』
「とんでもない。凄く素敵だよ。僕のために嬉しいよ」
『うん。良かった❗ありがとう』
「こちらこそだよ」
久しぶりに一緒にバーで飲むことも出来た。
前回に引き換え、今日はずっと一緒に要られる安心感と
これから彼女を抱ける歓びに満たされていた。