僕とふみちゃん

18年前に出会った僕たちは、再会しました。

久々

フミちゃんと逢う日。


フミちゃんが家を出るのが遅くなる予定なので

久しぶりに実家に顔を出すことにした。




実家は、なぜこんなにイラつくのか。


そんなわけで、なるべく滞在時間を短くしたいと思うから

年一回くらい出張のついでに、寄る。


普段、何も言わないフミちゃんも

これに関してだけは苦言を呈する。



『もう少し帰ってくれると嬉しいとおもうよ』



寄ったことがわかると、とても嬉しそうにする。



今回も、母親がずっと喋って僕の世話を焼き、父親が酒を勧めてきてイライラさせられっぱなしだったが

フミちゃんの『滞在時間を延ばしたら、慣れてくるよ』に、おかしくて、イラついてた気持ちがスッとし

『親はいつまでたっても世話焼きたいし、心配なんだよ』に、なるほどなと思えた。



不思議だ。フミちゃんマジック(笑)










この日の彼女はといえば

パーティにでも行くかの如く何時もよりしっかりアクセサリーをつけていて

珍しく体のラインがわかる黒のワンピース。


セクシーというのが適した形容だ。


僕のために、おしゃれをしてくれるのは本当に嬉しい。




もう、抱きたくて仕方ない。


バーにいる間中、背中に手をまわし時に腕に触れたりしていた



「今日は、特に可愛い」



何回も言って、反応に困るフミちゃんを見るのも楽しい。


『久しぶりだから、頑張っちゃった😃服、借りたんだけど、思ったよりぴったりしてて…恥ずかしくない?』



かわいいなぁ。気取らないフミちゃん。


「僕が、恥ずかしいの?」



『うーん。一緒にいて…ってこと』



「とんでもない。凄く素敵だよ。僕のために嬉しいよ」



『うん。良かった❗ありがとう』



「こちらこそだよ」






久しぶりに一緒にバーで飲むことも出来た。




前回に引き換え、今日はずっと一緒に要られる安心感と


これから彼女を抱ける歓びに満たされていた。

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