僕とふみちゃん

18年前に出会った僕たちは、再会しました。

限られた時間

気がつくと。


本気で寝てる(笑)


どんだけ疲れてるんだろう。






上着と靴を脱がせて、ベットへ寝かせる。


『ひろくん、だっこして?』


「ん?寝てていいんだよ?」


『勿体ない。時間無いのに』




僕も彼女の横に入り、抱き締める。




「ふみちゃんは、勿体ないっていうけど、

僕といる時しか出来ない事でしょ?」


『う~ん。でもなぁ』


納得してない様子。


「今日も泊まれるんだよね?」




僕の質問にちょっとびっくりして

そのあと、困ったように微笑んだ。



『今日は泊まれ無いの。ごめんね、伝えてなかったね』

(この後、LINEを遡ると、ちゃんと泊まれないという会話をしてた…)


あ…そうなんだ。



「じゃあ、もうイチャイチャしよっか。」



僕の言葉に眼をキラキラさせて頷き、

下顎にキスする。

唇を合わせては離れて瞳をあわせる。


『ひろくん、逢いたかった』


とろけた顔で、囁かれ





限られた時間の逢瀬をたのしんだ。

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