限られた時間
気がつくと。
本気で寝てる(笑)
どんだけ疲れてるんだろう。
上着と靴を脱がせて、ベットへ寝かせる。
『ひろくん、だっこして?』
「ん?寝てていいんだよ?」
『勿体ない。時間無いのに』
僕も彼女の横に入り、抱き締める。
「ふみちゃんは、勿体ないっていうけど、
僕といる時しか出来ない事でしょ?」
『う~ん。でもなぁ』
納得してない様子。
「今日も泊まれるんだよね?」
僕の質問にちょっとびっくりして
そのあと、困ったように微笑んだ。
『今日は泊まれ無いの。ごめんね、伝えてなかったね』
(この後、LINEを遡ると、ちゃんと泊まれないという会話をしてた…)
あ…そうなんだ。
「じゃあ、もうイチャイチャしよっか。」
僕の言葉に眼をキラキラさせて頷き、
下顎にキスする。
唇を合わせては離れて瞳をあわせる。
『ひろくん、逢いたかった』
とろけた顔で、囁かれ
限られた時間の逢瀬をたのしんだ。