僕とふみちゃん

18年前に出会った僕たちは、再会しました。

逢える?

東京初日。


家族で夢の国に来てるふみちゃん。

連絡は…無い。


Twitterにチェックインだけ。


これだけ動いてたら夜はバーには来ないかな。



僕は帰京していたが

花粉症と疲れもあって

帰宅後、眠りにおちてしまった。


翌日目覚めてLINEを確認する。

ふみちゃんからだった。


『ひろくん、昨日は素敵な時間をありがとう。ごちそうさまでした。びっくりしたよ。』


『紹介してもらって、⚫⚫と△◻にも行ったよ』


楽しそうなLINE。よかった。





「おはよう。ごめんね。昨日は会いに行けなくて。今日も行く?」


『おはよう。ありがとう。今日も行きたいな。』



「僕も、お邪魔していい?」



『え?会えるの?やったぁ。嬉しい✨』



よしっ!

断られはしないだろうけど

ホッとした。良かったー




その日も、アクティブに動き回るふみちゃん(笑)

夜はけっこう遅い時間だったけど汐留のホテルから来てくれた。


2週間前に着物であったときとは別人だ。

長い髪を下ろして、眼鏡をかけている。

山崎くんが、着物の話をまた持ち出してる(笑)

よっぽど、印象的だったんだな。



幸い、この日は店が混んでいたので

山崎君にふみちゃんとられることなく

一緒にお酒を楽しめた。


ただ、時間は残酷に…過ぎる。


「終電は…」


『調べてあるよ。⚫時になったら出るね』


ちょっと、寂しそうに見える。

カウンターのしたで差し出した僕のてを

ふみちゃんのてが優しく包んだ。

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