シャワーから出て、切り出した。
「同窓会、どうだった?」
『うん。すっごく楽しかったです。
ちょっと頑張った格好して行って良かった。女子はおしゃれな子が多くて、変わってないか、話しやすくなっててプラスな印象。男子は、本当におじさんだった(笑)』
カジュアルなイタリアンレストランのビュッフェスタイルで、男性陣はかなりラフな様相だったとか。
「フミちゃんは、今日みたいな格好で行ったの?」
『え?まさか(笑) こんな感じ』
と、見せてくれたのは友達と撮った写真。
上品なロングスカートのワンピースに髪を上げている。
うーん。凄く可愛い。
「大丈夫だった?」
『何の心配?』
「男子に言い寄られたんじゃないかの。」
『指輪してたし、そんなことにならないよ』
そっか。良かった。
ホッとした僕を、フミちゃんが抱き締めた。
『心配してくれたの?ありがとう
私の中はひろくんでいっぱいだよ』
そう言って、おでこにキスをくれ
見つめあってやっと唇を重ねた。